口腔共鳴=ボイスポジションを狙う?実際に歌って検証してみた
前回は東本さんのボイストレーニングの中から、鼻腔共鳴について学びました。(前回の記事はコチラ)
共鳴の感覚は掴めましたが、まだまだ不安定でしたね。
今回は「東本ボイストレーニング」の動画の中から、口腔共鳴=ボイスポジションの狙い方を練習してみました。
練習後の効果を「さよならエレジー」の弾き語りで検証しています。ぜひ参考にしてください。
ボイスポジションに当てる口腔共鳴
口腔共鳴=ボイスポジションの狙い方は以下の動画で学びました。
コツを掴むまで時間がかかりましたが、明らかに響きが違う位置があるのでそこを狙えるように練習しました。
口腔の広さの調整方法
口腔を広げるときの感覚は「あくびをする感じ」ですが、あくびをする感じで軟口蓋に当てたあと、ボイスポジションを狙う際にはちょっとずつ口腔内を狭くしていく必要があります。
「口腔内を狭くしていく感覚」
これがなかなか難しい・・・。口腔内を広げたのはいいけどボイスポジションを狙うのにとても時間がかかってしまい、僕には一発で当てる感覚が掴めませんでした。
そこで、「あくびをするときに使っている筋肉はどこか?」を考えてみたのです。そしてわかったのが、「上顎の奥歯のさらに奥あたりの部分を前後に動かす」ことでした。
ここを前に動かすと口腔内が狭くなり、後ろに動かすと広くなります。前に動かすと硬口蓋に声が当たり、後ろに動かすと軟口蓋に当たるって感じですね。
これによってボイスポジションを狙う感覚が掴みやすくなったことに加え、硬口蓋と軟口蓋も結構簡単に狙えるようになりました。
口腔内の調整がいまいちよくわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
「さよならエレジー」で効果を検証してみた
口腔共鳴の練習前と練習後の歌声を菅田将暉さんの「さよならエレジー」を歌って、効果を検証してみました。
口腔共鳴 練習前
口腔共鳴 練習後
ボイスポジションを狙うことによって、全体(特にサビ)の響きは良くなったと思いますが、声の「オ」の成分が強くなったように感じます。
音程が外れている箇所があるのも気になるところです。
今後の課題
今後の課題は以下の通りです。
・口角を上げてオの成分をやわらげる
・少し硬口蓋に寄せて声をハッキリさせる
・楽譜を見て一音一音ピアノアプリで弾きながら音程を確認する
・ウィスパーボイスで歌に表情を付ける
一つ一つ丁寧に練習していきたいと思います。がんばります。